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ひとり模擬授業、開講!

ひとり模擬授業、開講!

こんばんは、ふにゃねこです!

皆さん、勉強がどうにもこうにも頭に入ってこない時って、ありませんか?

今日の私は、まさにそれでした。

民法の「無権代理」という、なんだか難しそうなテーマをテキストで読んでいたのですが、文字が右から左へツルツル〜っと滑っていくだけ。

 「だめだ、このままじゃラチがあかない!

追い詰められた私は、以前どこかで聞いたことがある、ちょっと恥ずかしい勉強法を試してみることにしたのです。

ふにゃねこ先生、登壇

その方法とは、ズバリ「ひとり模擬授業」! 先生役になりきって、目の前にいる(という設定の)生徒たちに講義をするのです。

私はおもむろに立ち上がり、部屋にいる観葉植物とクッションたちに向かって、咳払いを一つ。

 はい、皆さん、こんばんはー。ふにゃねこゼミの時間ですよー。
 今日のテーマは『無権代理』!ここ、試験に良く出ますからねー

…と、ノリノリで始めたはいいものの、すぐに言葉に詰まります。

「えーっと、つまりですね、本人から代理権を与えられていないのに、勝手に代理人として振る舞っちゃう人のことですね。で、その法律効果は、えーっと…」

 あれ?説明できない!

自分で分かっているつもりが、全く言葉になりませんでした。

「はい、そこのポトス君、今の先生の説明で分かったかな?…分からない?だよね!先生も今、自分が何を言っているのか分からなくなったところだよ!」

意外な効果と、新たな問題

こんな調子で一人芝居を続けていると、不思議なことに

 「あ、自分はここの理解が曖昧なんだな」

という弱点が、ハッキリと見えてくるんです。

言葉に詰まった箇所をテキストで確認し、もう一度説明してみる。この繰り返しで、さっきまで滑っていた知識が、少しずつ頭に定着していく感覚がありました。

 「おお、この方法、意外とすごいかも!

調子に乗ってきた私は、身振り手振りを交え、だんだん声も大きくなっていきます。

その時でした。 隣の部屋から、壁をコンコン、と叩く音が…。

 一瞬で血の気が引きました

そうです、私の部屋の壁は、決して厚くはないのです。恥ずかしいったらありません。

きっと隣では「夜中に一体誰と話しているんだ…」と、不気味に思ったに違いありません。

明日からは、生徒たち(観葉植物)にギリギリ聞こえるくらいのささやき声で講義を開こうと固く誓いました。

もし私の部屋の前を通りかかって、誰かが小声で法律用語を話しているのが聞こえても、どうか通報だけはご容赦くださいね。

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